ERPC、Solana RPC Unlimited Endpoint においてマルチリージョン向け Bundle クーポン提供を開始。HTTPS 共有 RPC の 20ms の壁を超え、2ms 実行をグローバルに
ERPC、Solana RPC Unlimited Endpoint においてマルチリージョン向け Bundle クーポン提供を開始。HTTPS 共有 RPC の 20ms の壁を超え、2ms 実行をグローバルに

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)および Validators DAO が運営する ERPC は、Solana RPC Unlimited Endpoint(HTTP / WebSocket)について、マルチリージョン展開を前提とした Bundle クーポンの提供を開始したことをお知らせいたします。
本取り組みにより、HTTPS 共有 RPC が構造的に抱える「20ms 台での頭打ち」という課題を回避し、2ms 台での RPC 実行をグローバル構成で現実的に実現できるようになります。
HTTPS 共有 RPC が 20ms 台で頭打ちになる理由
現在、多くの Solana プロジェクトが HTTPS の共有 RPC を利用していますが、「これ以上レイテンシが縮まらない」という壁に直面しています。その主因は、HTTPS による TLS 処理が必須である点にあります。
TLS ハンドシェイクおよび暗号化・復号処理は、どれだけハードウェアを強化しても完全には排除できず、実運用ではおおよそ 20ms 前後のオーバーヘッドが常時発生します。これはネットワーク距離やノード性能以前の、通信方式そのものに起因する制約です。
そのため、共有 RPC では「高速」とされる構成であっても、20ms 台が最速ラインとなり、それ以上の改善が困難になります。
Unlimited Endpoint が 2ms を成立させる理由
Unlimited Endpoint は、この TLS オーバーヘッドそのものを取り除きます。HTTPS を前提とせず、HTTP / WebSocket による専有 RPC エンドポイントを提供することで、通信レイヤー由来の 20ms を丸ごと排除します。
さらに、ERPC の VPS やベアメタルと同一ネットワーク内に配置することで、RPC 実行環境とアプリケーション実行環境が物理的に近接した構成となり、基本的な Solana RPC を 2ms で実行可能な条件が成立します。
これは単なるチューニングではなく、通信方式と構成前提そのものを変えることで初めて実現できる特性です。
共有 RPC とは別次元の実行性能
一般的な Solana RPC サービスでは「数百 TPS 可能」と説明されることがありますが、実運用では負荷集中時に 100 TPS 前後で頭打ちになるケースも少なくありません。
Unlimited Endpoint は設計思想が根本的に異なります。シングルコア構成であっても、読み込み性能において 1000 TPS を超える性能を発揮し、安定した挙動を維持します。
HTTPS 共有 RPC が「通信方式の壁」によって制約されているのに対し、Unlimited Endpoint はその壁自体を取り払った構成です。そのため、体感・実測ともに、まったく異なる挙動となります。
Solana RPC は本質的にマルチリージョン前提である
Solana ネットワークでは、ブロック生成を担うリーダーはグローバルに分散しており、特定のリージョンに固定されるものではありません。この構造上、RPC が単一リージョンに閉じている場合、物理距離や経路の違いによるレイテンシが常に発生します。
高速トレード、Bot、Indexer、リアルタイム解析などの用途では、RPC 自体がマルチリージョンで配置されていることが前提条件となります。Unlimited Endpoint は、この前提に対して最適化された構成です。
Unlimited Endpoint の最新料金体系

Unlimited Endpoint は、専有 HTTP / WebSocket RPC を無制限で利用できるプランとして提供されています。この単体価格を基準として、今回の Bundle クーポンが設計されています。
マルチリージョン向け Bundle クーポンについて

今回提供を開始する Bundle クーポンは、Unlimited Endpoint を複数リージョンで利用する構成を前提とした割引制度です。2リージョン、3リージョン、5リージョン、全リージョンといった段階的な構成に応じて割引が適用されます。
これにより、従来はリージョンごとに専有 RPC ノードを立てる必要があった HTTP RPC 構成を、約 1/10 のコストで実現できます。
1/10 のコストで、10 倍速い RPC という選択肢
従来、HTTP 通信による低レイテンシ RPC をマルチリージョンで実現するには、専有 RPC ノードを各リージョンに配置する必要があり、コスト・運用ともに大きな負担となっていました。
Unlimited Endpoint は、この構成を専有エンドポイントという形で再定義します。その結果、コストは約 1/10、実行速度は HTTPS 共有 RPC と比較して最大 10 倍という、従来では両立し得なかった特性を実現しています。
想定される利用シーン
Unlimited Endpoint のマルチリージョン構成は、高速トレード、Bot、MEV 関連システム、Indexer、グローバルユーザーを持つ dApp、リージョン間フェイルオーバーを前提とした基盤構成などに適しています。
Bundle クーポンの申し込み・相談について
マルチリージョン向け Bundle クーポンは、個別対応にて提供しています。構成やリージョン設計の相談を含め、Validators DAO 公式 Discord にて受け付けています。
今後について
ERPC は今後も、Solana RPC におけるレイテンシと安定性の両立を軸に、実運用を前提とした研究開発とプラットフォーム改善を継続していきます。
HTTPS 共有 RPC の限界に悩むプロジェクトに対し、Unlimited Endpoint が現実的かつ本質的な解となることを目指しています。
引き続き ERPC をよろしくお願いいたします。

